26歳で初めて正社員になったはなし。①

JOB

こんばんは。

去年、人生で初めて正社員になって

そして今年、初めて仕事を1年継続することができました。

今年で27歳を迎えたわたしです。

転職について、たくさんご質問をいただき

なかなか返信が追いつかなくなってきたので

ブログにまとめたいと思います。

こういう生き方でもいいんだ!

自分のペースで、ゆっくりでいいんだ!

と少しでも肩の荷がおりるような

そんな気持ちになっていただけるとうれしいです。

この記事を読んでくださった方の

あたたかな希望の光になりますように。

まずは、わたしの学生時代のことから

お話しさせてください。

専門学校中退

まず、わたしは専門学校を中退しています。

高校3年生の春、

とくに進みたい道がなかったわたしは

親や先生、周りの大人たちの

「資格があると安定」という意見に流され

リハビリ系の専門学校に行くことを決意。

今思うと、18歳なんかで

一生の仕事、やりたいことなんて

決められるわけがない。

高校生の頃のわたしが好きだったことといえば

写真、ファッション、雑貨。

ミシンでヘアバンドやトートバッグを作り

それを写真に撮ったりしてあそんでいました。

自転車で遠くのお店まで行き、古着や靴下も集めた。

心のどこかで、服飾や美容、ファッションに関わることが

してみたいなと思っていたことは覚えています。

しかし、当時18歳の社会に出たことのないわたしは

想像もつかないこれからの未来が不安で

周りの大人たちの「安定」という意見に飛びつき

リハビリ系の専門学校を受験。

無事合格し、入学することになりました。

一応、リハビリ系の大学も推薦入試だけ

受験させてもらいましたが、見事に不合格でした。

勉強が苦手なわたしは、とにかくセンター入試まで

がんばり続けることができず、

推薦で入試を終えたかったのです。

自分の人生なのに、深く考えようとせず

楽な道を選んでいたと思います。

(18歳で、深く考えられるような人間だったら

こんな大人にはなっていないでしょう。)

専門学校に入学してからのことは、

決して楽しいものではありませんでした。

全く興味のない人間の骨の名前を丸暗記。

さらにその骨1つに対して、

わけのわからない名前がたくさんついているのです。

(医療関係の皆さま、本当に尊敬しています。)

筋も同じ。とにかく丸暗記をしました。

幸いにも、学校では仲良くしてくれる友人ができ

一緒に勉強をしたり、愚痴を言い合ったりして

3年生になることができました。

(ここではさらりと書き流しますが

本当に毎日嫌だったし、学校に爆弾が落ちないかと

毎日考えていました。笑)

わたしの入学した学校は3年制だったのであと1年で卒業です。

最後の1年は、実際に病院で

実務を学ばせてもらうことになっていました。

この実習で、今までの違和感が急に現実的に思えたのです。

流れるように、学校を選び

言われるがまま、課題をこなし

なんとなくで過ごしてきた学生生活。

とにかく目の前の勉強や試験を

クリアすることだけに必死に生きていました。

2つ目の実習を終え、3つ目の実習に取り組んでいるとき

ふと、

「この実習をクリアしても、卒業しても、この日々は続いていく。」

そう考えるようになったのです。

テストが終われば、勉強から解放される。

卒業できれば、学校から解放される。

ずっとそう信じてがんばってきたけれど

こうやって「嫌だな」と違和感を抱えながら

続けていることを仕事にすれば

また同じ日々の繰り返しなのではないか。

わたしは、目の前のタスクをクリアするために生きているのか?

そう考え出すともう止まりません。

わたしは実習先に行けなくなっていました。

行かなきゃと思えば思うほど

体が動かず、お腹も壊すようになりました。

当時20歳だったわたしの小さな頭で、

少ない経験で、24時間毎日悩み続けました。

せっかく入学させてもらったのに。

学費は両親が払ってくれたのに。

中退なんてして、この先仕事なんてあるのかな。

友達にはなんて言えばいいのだろう。

今までのこと、全てが無駄になるんじゃないか。

必死に考え、どうにか目の前の実習を

クリアすることを考えました。

でもだめでした。

どんな不安より、後悔より、罪悪感より、

これから先の未来が、卒業した後の未来が

一番怖かったのです。

両親や先生に退学したいことを伝えました。

もちろん周りの大人が

すんなり受け入れてくれるわけがありません。

もったいない。あとたった1年がんばれない?

何度も説得され、休学の届出を出すことになりました。

両親に話すまでが一番辛かったことを覚えています。

あとになって思うと、話すまでが一番しんどかったです。

愛情たっぷりで育ててもらった両親を

裏切ってしまうような気持ちでいっぱいでした。

しかし、いざ話してみると、自分の中で決心がついて

霧が晴れたような、少しだけ光が見えたような気持ちでした。

わたしは元々、頑固な性格で

自分がこう!と思ったらこう!なので

(大した意見ないくせに。)

この時から、退学することは心に決めていました。

これは、だれにも言っていない話ですが

この時に「絶対に学校に戻らない!」決意のために

右耳のトラガスのピアスを開けました。笑

今考えるとわけがわからない行動ですが

当時のわたしの、精一杯の決断だったことに

間違いはありません。

今思いかえすと、この時初めて

自分の人生を自分の足で歩めたような

そんな気がします。

なんとなく、周りが用意してくれたレールに乗って

ふわふわと他人事のように進んできた道。

ここでようやく、自分でレールをひき

自分の足での歩み方を知れたのだと思います。

ここからわたしが、正社員として雇用されるまで約6年。

このあと、ずっと心の隅にあった好きなこと、

洋服に関わるお仕事を始めることになります。

さらに、自分のやりたいことを追求し続けた結果

リュックサック一つで隣の県に引越しを決意。

このお話は、次の記事でさせてください。

長い長い文章、最後まで読んでくださり

本当にありがとうございます。

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(遅くなるかもしれませんが必ずお返しします。)

どこかに住んでいるどなたかの

あたたかい希望の光になれるとうれしいです。

それでは、またいつか〜!

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